Beauty but Tough


トーヨーキッチンからBeauty but Toughというポリカーボネート製のグラスが発売されるそうです。
落としても割れないグラスだそうです。

美しい、しかし強い。

訳すとこうなりますね。
一瞬、あぁ便利でよさようだなぁと思いましたが、やっぱり美しいものは弱く儚いものであってほしいなぁとも思いました。
逆に、弱く儚いからこそ美しかったりしますもんね。

乾杯で「カチーン」という音は出ないんでしょうね。
制作サイドはきっとそれを言うなよと嘆くのでしょうね。コンセプトがそうじゃないだろとね。
分かってくれよとね。
売れるもんやんなきゃだめなんだよとね。

でも、”美しい”と”強い”を”しかし”で繋いだのには、”美しい”という概念にちょっと背いてしまった感が否めなく、申し訳なく、後ろ髪を引かれる思いがあったからなんだと思います。
つまり、

美しい、しかも強い。

だと、よくばり過ぎになるんではないかと、恐縮したんじゃないかと・・・
美しいものは、弱くあるべきだ。という観念は、捨てなかった。
でも売らなきゃいけない。その葛藤の中で、”しかし”という言葉で繋いだ。のかな。
“便利商品”というカテゴリーには入れたくないみたいな。

それにしても、後者の”しかも”は、よく見聞きするフレーズですねぇ。
深夜のテレビショッピングや、巷の看板、チラシ、等々。

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ま、価値観は人それぞれですしね。